東京都内を歩いているとLUUPなどの電動キックボードレンタルサービスを利用している方が多いですね。
千葉市でも、ついこの前までSUMRiDEというサービスで実証実験が行われていました。
ですが、こちらのサービスは2023年6月30日で実証実験を終了とともにサービスを終了しています。
2023年7月1日の改正道路交通法で、今までの実証実験で可能だった最高速度15km/hの小型特殊自動車の取り扱いが終了したとのこと。
引用：警視庁「特定小型原動機付自転車（電動キックボード等）に関する交通ルール等について」
東京都内でサービス展開をしているLUUPは今回の道交法改正に合わせて、最高速度20km/hと、6km/hで切り替えが可能な新しいキックボードを展開しているため、7月1日以降も利用が可能とのことです。
残念ながら、千葉市で実証実験を行っていたSUMRiDEの場合は新しい法規制に対応したキックボードを作ってまでサービス継続するほどでもなかったのかなぁという感じなんですかね。
ちなみに、我が家もサービス終了前に利用していました。
当時のルールでは歩道は手押しで、車道を通行ということでした。
当時の感想としては3点ほど、、、
１．最高速度15km/hが遅い
当時は最高速度が15km/hでしたので、スピードも15km/h程度で上限がかかっていたようでした。
スピードが遅いため、逆に不安になるシーンがいくつかありました。
例えば、交差点の青信号に電動キックボードではどう考えても間に合わないのですが、後ろに自動車がいる場合、自動車は加速ができるのでどうしても急いで交差点を通過したく、プレッシャーを感じます。
また、交差点を左折する車が後ろにいる場合も同様に、後ろからのプレッシャーを感じてしまいます。
２．千葉市内でのポートが少ない
また、当時は海浜幕張駅近隣での実証実験だったようで、（半分うろ覚えですが）確かJR総武線の幕張駅には電動キックボードポートが無かったと記憶しています。
せっかくのラストマイルモビリティだったのですが、バス運行がなくいつも移動手段に悩むJR幕張駅までの移動も電動キックボードでは叶いませんでした。
まぁ、実証実験なので仕方ないと思いますが。
３．道路が電動キックボードの対応を想定していない
海浜幕張周辺は埋め立てによって開発された土地で道路は綺麗に整備されていますが、基本的には車利用を想定されて作られていていると思います。
（逆に都内は昔からの住宅地などもあり、車では通りづらい細い道も多いですね。）
そのため、電動キックボードのような小型特殊自動車（現、特定小型・特例特定小型）にフレンドリーな設計になっていない用に感じました。
例えば、居住地区であるベイタウン・ベイパークから海浜幕張駅に向かう道は、多くの人が幕張海浜公園の線路横の道を通るかと思いますが、この道は公園内なので、新しいルールで最高速度6km/hで走行が可能な「普通自転車等及び歩行者等専用」の道路標識等が設置されている歩道には当たらない可と思います。（正確な確認はしていませんが憶測です。）
そうすると居住地区から駅までの東西の移動に際して、南北に大きく伸びる海浜公園を回って行かなければならないのですが、最高速度20km/h（当時最高速度15km/h）で大回りするには時間がかかります。線路横の海浜公園内の道が特例適用の歩道であれば最高速度6km/hですが、大回りをするよりも格段に早く移動できます。
また、ベイパークはヨーロッパ調の素敵な街設計ですが、道路は石畳となっています。そのため、電動キックボードのように車輪が小さな乗り物ではガタついてしまうため走行は中々難しかったです。
海浜幕張周辺では、幕張新都心モビリティコンソーシアムが形成され、AI運行バスや、ILY-AI、など様々な新しいモビリティ技術の実証実験が行われていますが、是非住民生活に定着する新たなサービスが出てくるといいなぁと思いました。
なお、幕張新都心モビリティコンソーシアムのロードマップによると、2025～26年頃から自動運転・サービスロボット・マイクロモビリティなどの実装フェーズに入るそうです。
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