幕張ベイパークミッドスクエアタワーも入居が進み、幕張ベイパークの街も賑わいが増してきました!
発展する街に住むという体験はワクワクしますね。
ミッドスクエアタワーの小学校区は現在建設中の2026年4月開校予定の千葉市立幕張新都心若葉住宅地区小学校(仮称)になりますが、約2年後の開校ですので、現在は千葉市立打瀬小学校になります。
そんな千葉市立打瀬小学校は知る人ぞ知る有名公立小学校になります。
打瀬小学校は建築設計事務所「シーラカンス」が設計し、日本建築学会賞を受賞している1995年に開校した千葉市立の小学校です。
「打瀬」はこの地域の地名でもありますが、もともとは海だった検見川・幕張沖で盛んに行われていた打瀬網漁の打瀬船にちなみ、「打瀬」という名前が付きました。
帆を張った船から網を降ろし、風の力で網を引き魚介類を取る打瀬網漁ですが、そんな打瀬船が校章にも描かれていてかわいいらしい校章です。
一般的にイメージする小学校とは異なり、小学校の周りにはフェンスがなく、公園が隣接しています。
校内はオープンスクール形式で外にも中にも「壁がない学校」です。
体育館や校舎のデザインもコンクリート打ちっぱなしで洗練されていて、よく見かける昔ながらの小学校とは少し違います。
基本的には公立小学校ですが、海浜幕張周辺が開発される際に初めてできた小学校で、当初海浜幕張に当時分譲価格が高かったマンションを購入されて住み始めたご家庭の子供が通っていたこともあり、比較的教育熱心な地域とも言われています。
そんな海浜幕張の街開きから子どもたちの成長を見守ってきた打瀬小学校ですが、開校から約30年たった今でも、近代的なデザインで「ふるさ」を感じません。
先生の話を聞くだけの“講義型”からワークショップ主体の“活動型”に転換していく流れの中、音と空調に関してはその後課題もありましたが、建築はうまくマッチして機能できたのではないかと考えています。行き止まりがないような動線にして、単純に廊下が広がったものではなく、教室に庭があるような形式にして、光と風が各教室に入るようにして作りました。体育館も四方裏がないように敷地の中側に配置して、楕円形にしています
引用:打瀬小学校から始まった「家のような学校建築」の作り方 - シーラカンスK&H|Fasu(ファス)
最近では、ミッドスクエアタワーによる生徒数増加に向けて増設棟の工事も完了し、受け入れ体制もできています。
学校生活も、我々のような親世代がいた頃の小学校とは違い、近隣のMISとの交流や、プロフェッショナルスポーツチームの選手による特別交流会など先進的な取り組みの多い海浜幕張の街ならではな内容に感じます。
平日放課後に校庭や隣接公園で遊ぶ子供の姿、土日にクラブ活動などで親子が集まる姿、約30年間にわたり海浜幕張の成長を見守ってきた素敵な小学校です。
ベイパーク側に新しくできる小学校の動向も気になりますが、新設小学校に負けず劣らずの近代的な小学校が近くにあるのは頼もしいなぁと思いました。